四文字熟語

四文字熟語は、フォーマルな場でのスピーチなどでよく使われます。このような場面で四文字熟語を効果的に使うと、スピーチ全体が引き締まるからです。結婚式の際に新郎・新婦への贈る言葉として、四文字熟語はよく使われますよね。また座右の銘に四文字熟語をあげる人も多数います。四文字熟語は少ない漢字の組み合わせで、深い意味を表現できるためです。

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四文字熟語の成り立ち

たいていの四文字熟語は、中国の故事に由来しています。そのため漢字の字面だけで意味を捉えようとしても、意味がチンプンカンプンの場合も少なくありません。このような例には「四面楚歌」があげられます。四面楚歌とは周りに助けがなく、孤立することですが、四面楚歌の字面だけを捉えると、「あたり一面から楚の歌が聞こえてくる」という意味になり、何のことかよくわかりません。

四文字熟語の成り立ち・四面楚歌

楚の国の武将・項羽が漢の国と争った際、部下が何人も漢側につき形勢がわるくなりました。そんな時城壁の外から、項羽を取り囲む勢力が歌う楚の国の民謡が聞こえてきて、項羽は自分が孤立し、勝ち目がないことを悟ったという故事です。

四文字熟語と結婚式

四文字熟語は文字通り、たった四文字で含蓄のある内容を表現しているので、結婚式などのフォーマルな場には良く用いられます。「良妻賢母」や「月下氷人」のような四文字熟語は、特に頻繁に使われる四文字熟語です。ちなみに、良妻賢母は文字通り妻としても母としても賢いことを表す四文字熟語で、月下氷人は簡単に言えば結婚の仲立ちをする仲人を意味する四文字熟語です。

四文字熟語と受験問題

中学・高校や大学の入学試験にも、四文字熟語の問題は必ず出題されます。受験生は難しい四文字熟語を覚えるために日夜、四文字熟語辞典や四文字熟語一覧を開き、その意味を覚えるのに苦労しています。最近ではいろいろなゲームソフトやホームページ上にも、ゲーム感覚で楽しく学べる四文字熟語のサイトがあるので、受験生に限らず社会人にも一般常識を学ぶチャンスとして好評を得ています。

好きな四文字熟語

誰にでもひとつくらい自分の座右の銘にするような、好きな四文字熟語があります。ただしこの好きな四文字熟語には、職業などによって微妙に傾向があるのが興味深いところです。例えば明日の生活がどうなるかわからない芸能人なら「弱肉強食」を座右の銘にする人が多く、周囲との協調性の求められる公務員なら、「以心伝心」を好きな四文字熟語にする人が多いといった具合です。

四文字熟語と野球

四文字熟語には、動物の名前が入ったものが数多くあります。そのためプロ野球チームのファンがつくる応援旗やキャッチフレーズには、チームそれぞれの動物をモチーフにした四文字熟語を使うケースが目立ちます。例えば阪神タイガースの応援旗なら「虎視眈々(こしたんたん)」、西武ライオンズの応援旗なら「獅子奮迅(ししふんじん)」といった具合です。

今日から使える四文字熟語一覧

数ある四文字熟語の中でも割合に簡単に覚えられ、なおかつ簡単に使えるものを幾つか一覧として集めてみました。友達との会話やメールで、このような四文字熟語をさりげなく使って、あなたの知的な所をアピールしてみませんか?

・気宇壮大(きうそうだい)

心構えや意識を広く保つことです。気宇とは、器量や心の大きさを意味します。あまり普段耳にしない四文字熟語ですが、男性の度量や女性の器量を表すにはうってつけの四文字熟語です。
例:男として生まれたからには、何事にも気宇壮大でいたいものです。

・我田引水(がでんいんすい)

自分の都合のいいように、物事などを取り計らうことです。少しずるがしこい、というニュアンスを含んだ四文字熟語です。
例:彼は何かにつけて我田引水をするので、周りの人間の評判がよくありません。

・是々非々(ぜぜひひ)

物事の是非を、よいことはよい、わるいことはわるいと第三者の視点で公平に判断することです。またそれに伴う、道義的な判断のことも意味します。使っている本人にその気があるのかどうかは別として、政治家の国会答弁などでよく用いられる四文字熟語です。
例:あなたの提案に対しては、是々非々で検討していきます。

・竜頭蛇尾(りゅうとうだび)

頭は竜のように勇ましいのに、しっぽは蛇。つまり最初は良いのに、最後が振るわないことです。
例:彼女の作品に打ち込む姿勢は常に竜頭蛇尾だから、結局あまり評価が高くなりません。

・唯々諾々(いいだくだく)

他人の話や主張を何の疑問も抱かないまま受け入れ、さらにそれに従うことです。他人を批判する際に、よく用いられる四文字熟語です。
例:A社の社長は常に唯々諾々なので、長い間業績を伸ばし続けるのは無理でしょう。

・画竜点睛(がりょうてんせい)

一番大事な、最後の仕上げの作業のことです。睛とは瞳のことで、竜の絵を書く際に最後の仕上げの部分である睛(ひとみ)の扱いをおろそかにしては、せっかく今まで立派な絵を描いていても、全て台無しになってしまうという意味です。
例:彼のピアノは途中まで実にすばらしかったが、画竜点睛を欠いたのが残念でした。

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