ペースメーカー

ペースメーカーといえば心臓病の人、携帯電話をそばで使ってはいけないなどと考えが浮かびます。携帯電話の電磁波がダメなら電子レンジはどうなの? と思っていましたが、古いペースメーカーならまだしも、携帯電話などの電磁波に対応しているペースメーカーもすでに開発されているらしいですね。PHSなんかはほとんどペースメーカーに影響を与えないということで病院内での連絡用に導入している病院もあるほどです。

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ペースメーカー

大人の場合、ペースメーカーの本体は肩に埋め込み、刺激を発生させる回路と感知回路でできていて、そこから心臓にリード線が延びていて心電図を本体に伝えたり心臓に刺激を与えたりします。わかりやすく説明すると、心臓がきちんと脈を刻んでいるか、不整脈ではないかペースメーカーが見張っていて、脈を打っていないと本体が判断するとリード線を通じて電気信号で心臓を刺激するようになっています。きちんと鼓動を刻んでいれば電気信号はでないようになっています。子供の場合は肩ではなく胸に埋め込みます。適応は12歳以下で体重も30キロ未満がいいとされています。

AAIペースメーカー

心房に1本リードが入るタイプ。刺激を伝える昨日に異常がなく、洞不全症候群の患者に適応します。

VVIペースメーカー

同じくリードが1本のタイプで除脈が頻繁に発生しない場合や房室ブロックに適応します。

VDDペースメーカー

これもリードが1本のタイプです。心房の活動を感じ取ることができるのがVVIと違うところです。洞結節の働きが正常の房室ブロックに適応します。

DDDペースメーカー

2本のリードが心房と心室のそれぞれに入ります。全ての除脈に適応しています。

ペースメーカーの歴史

ペースメーカーの試作品がはじめて作られたのは1930年からです。1957年に体外式のペースメーカーの開発に成功し、研究・開発の結果1960年に体内に埋め込むパースメーカーがはじめて使われました。それをきっかけにペースメーカーは急速に発展をとげ、小型化・軽量化へと進んでいきます。現在使われているペースメーカーは20〜60gが標準と、かなり軽量化されています。機能もはじめの頃は心臓を刺激するのも決まった回数でしたが、現在のものは不整脈のときだけ電気信号が出るようになっています。技術の進歩は目をみはるものがありますね。

ペースメーカーと携帯電話

携帯電話の電波により、ペースメーカーの誤作動が生じるというのは誰でも知っていることでしょう。ではどのくらいの距離で誤作動が生じるのでしょうか。携帯端末とペースメーカーの距離が1.4センチ以上だそうです。大体2センチといたところでしょうか。電波そのものよりも、ペースメーカーと携帯電話が触れ合ってしまうのがダメなのです。携帯電話がペースメーカーに触れることによりノイズが発生し、誤作動してしまうというわけです。混み合った電車やバスの中では電源を切ってくださいという意味がおわかりになりましたか?マナーモードにしているだけではダメなのです。携帯電話の使用は、公の場では少しの間だけ辛抱してください。

ペースメーカー手術法

ペースメーカーを入れる手術は心臓に電気信号を送るのに適した場所が早く見つかるか、リードを入れる血管がすぐ見つかるかで時間が左右されます。オペは鎖骨のあたりを消毒して部分麻酔をします。5センチほど鎖骨にそって切り、皮膚の下にポケットを作ります。切った付近の静脈をさがして、リード線を静脈に通してX線を見ながら心臓まで入れていきます。適切な位置で電気反応が良好であればリードをそこでとどめます。心臓まで届いたリードを本体とつなぎ、ポケットにペースメーカー本体を入れて皮膚の縫合をして終了です。

ペースメーカー手術後の看護

術後の看護はペースメーカーの知識が必要です。ペースメーカーとはどのようなものであるか、心電図の見方、生活指導を行うペースメーカー看護セミナーが各地で開催されています。ご家族にペースメーカーを使用の家庭は一度受講されてみてはどうでしょうか。また、わからないことがあればペースメーカー協議会のホームページを参考にされてみるのもお勧めです。

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